幾何学エッチングガラス(特殊彫刻エッチングガラス)

幾何学の超難度の高い彫刻です。

図面を見ると一見矩形なので容易かと思いますが、深さが3ミリ2ミリ1ミリと真っ平に3種類彫り分けるので非常んに難しく、時間も必要な加工です。

ワイドは140ミリほどですが、長さは2m超えますので長いこと。手加工なので感覚が全てです。

彫るのも大変ですが手カットで図柄を切り出すだけでも丸1日、彫刻は3日かかりました。

 

文様は絵で見るのと違い、彫刻表現によっては悩まなくてはなりません。

波のひとつが約15ミリ位、小さな部分で3ミリくらい、しかも密、それを濃淡4パターンでの希望。

 

濃淡を出すためには各部分をマスキングしなければなりませんが、小さいので通常のマスキングテープではうまくいきません。そこで知恵を使って液体でマスキング出来る素材を探し、手間はかかりましたがうまくいきました。

右がケシ1色の場合、左が濃淡4色の場合、並べると濃淡ある方がやはり良いです。