間仕切りのステンドグラス(墓石ステンドグラス)

外部の石の上に設置される、間仕切りステンドグラスです。

くもりや雨でも柄の色が沈まないように、乳半の半透明色ガラスを使いベースはクリア系のガラスです。

 

左右には各3枚ずつ、半透明色ガラスが入っています。

そのままではガラス材が薄いので、前後にクリアのガラスを防水加工して重ねて、厚さ約10ミリにしています。

鼻と鳥のステンドは、防水加工して厚さ約13~14ミリ。

 

 

同じデザインが3枚ですが設置場所によって、ガラスの表面の向きを変えています。こうすることで見る印象が落ち着きます。

 

金物に設置している状況、1ミリ単位で調整するので、いっぱい見える白いものは厚さ0,5ミリのテープ。

これを見えないように重ねて調整していきます。

ステンドグラスには、大きく分けて2パターンの技法がありますが、欧米で違い、また日本のステンドグラス、100年前に制作したステンドも、大きく分けて2パターンです。

宇野澤組と小川三知、それぞれヨーロッパ技法とアメリカ技法。機会がありましたら、ご説明します。

今回はヨーロッパ技法です。