虎エッチングガラス荒彫り(建築アートガラス)

4枚のガラスが並び、ワイド5mくらいの虎、荒彫りが進行中です。

今回は工芸的なご要望なので時間は非常に必要で、様々な特殊な技法も駆使します。消しゴムは効きませんので、非常にエネルギーは消耗します。

虎のカッコの良い模様も出来る限り忠実に表現したいので、荒彫りした上からマスキングを都度重ねて、模様を描きこみます。

前足の荒彫り、先に筋肉などの凹凸を出しておきます。

この虎は実物大くらいですが、工房では1cmの文字や1.5cmの小さな花なども同時進行中。

大きなものも小さなものも、彫る道具は同じ、砂が出るノズルの穴の大きさや圧力を変えて、後は感覚。

先日書きました古来の尺度や物差しの使用問題。

農業にもあると書きましたが農業に携わる知人から聞くと、もうがんじがらめ、これでは新しく農業をしようという人の多くはまず農業で食べてはいけないし、今の農家も仕事として成立しない、農業の未来は暗いよ、と言ってました。

林業の人が言っていた言葉を思い出します。

「都会の人は木を知らないから切るな、と言う。山の人間は木を知っているから、切る」