和のエッチングガラス(和風アートガラス)

エッチングガラスで和風のイメージが必要な仕事がありますので、資料を探したり、おさらいしたりしています。

制作時間が空くと、基本から思い出さないと忘れていることも多々あるので、おさらいというか、一から思い出し作業。

「初心忘れるで、かならず」です。

これはエッチングガラス彫刻後に彩色加工です。

先日書きましたが、多くの方は生まれてから和のDNAが無意識に沁みついているので、和のセンスはとても緊張します。このシリーズは、京友禅作家のOU先生とのコラボ。

OU先生、友禅作家の気難しいイメージと違い、お茶目で優しく話が分かる、とても好きな方。

あと色使い、和は日本の伝統色というカラーチャートもあるくらいなので、こちらも何色も調色重ねて、和の色を出します。

着物の職人さんは「和服」とは言いません。「和服」は「洋服」に対する言葉なので、着物と言います。

洋食和食、洋楽邦楽、洋式和式・・・

多くは洋式の社会生活になりましたが、和服と言わないところに仕事への意地と誇りのようなもの、感じます。