ガラスサイン(店舗サインガラス)

ガラスサインの問い合わせで、写真資料を探して半日が終わってしまいました。

もっとも子供の頃から、何か探すときには関係ないものに興味が移り、とても時間がかかる性分なので、仕方ありません。

物を集めることが好き、というか捨てられないのに整理が苦手ときているので、小学生時は宿題のプリントが見つからずに、べそかきながら近所の同級生の家に行って、問題を書き写したものです。天野さん、優しくしてくれてありがとう。

そんな中での、アメリカンなガラスサイン。これは超絶技巧を求められて、制作に50日位かかりました。裏面もあるので、2枚制作。

この後、15年後くらいに追加で2枚制作したのですが、やはりきつかったです。

このガラスサインを見て、ショップサインの依頼で制作したもの。

個々のオーナーさんとは仲良くなれましたが、シアトル在住で年に何度かしか帰国しません。同じくらいの年齢で、若いころに単身アメリカへ渡ったそうです。

自分なんてアメリカ文化に憧れまくっていましたが、そこまでの行動は考えず、尊敬します。

ガラスサインでも、和風のデザインも依頼がありますが、和風は結構好き、このような空気感は好きです。

富山県の井波の街は、古い木彫りの看板が町中の店にあり、素晴らしい。それぞれに動物が彫ってありますが、HRさんが地元の人に聞いたら、「あれ、ホントだ」ってくらい、古い。

英語に比べて漢字や仮名はデザインにしにくいのですが、昔の文字や習字は素晴らしい形があります。相撲文字、寄席文字、勘亭流なんてもう芸術。

習字、書のすごいのは何書いてあるかすぐにはわかりませんが、宇宙を感じる書もありました。

「考えるな、感じろ」 ブルース・リー大先生です。

注意しなければならないことは、己が分からないからと言って否定してはいけないこと。

分からないと否定は違います。