クリア系ステンドグラス(店舗・住宅ステンドグラス)

個人住宅の玄関部分にクリアガラス系のステンドグラスを設置しました。制作はHRさん。

ステンドグラスは様々な色の組み合わせがイメージされやすいですが、設置場所やインテリアのお好みで、クリア系のいろいろな質感のガラスを使うことで、落ち着き感が出て清楚な空間が出来ます。

今回は玄関の空間が広かったので、ステンドグラスの分割も少し細かくし、引き締まったイメージと高級感が増した印象になりました。

またこのような直線幾何学の場合、ステンドの鉛線(鉛と言っていますが、現在は人体に安全な素材)の時は太さが同じ線でなく、部分的に太い鉛線を使うことで、見た方が無意識でアート感を感じてもらえます。

このステンドのラインは基本が6ミリ太いのが8ミリほどですが、印象は締まって見えます。それと制作の注意点は、垂直水平をきちりと出すこと。一部でも狂わないように常に注意。

取り付けも押縁を使わない施工方法。町のガラス屋さんではまず嫌がる方法。店舗やホテル装飾のガラス屋さんでないと手間はかかるので、この方法はまずやりません。

手間はかかりますが、設置後の気持ちよさは格段に良いです。

設置前の空間、やはり味気ない工業的な印象が強いと思います。

それに外からのプライバシーが気になりますが、細い窓なのでカーテンやブラインドも設置しにくいです。カーテン、ブラインドも特注はお安くはないので、ステンドグラスやエッチングガラスのアートガラスは、コストパフォーマンスが高いと思います。

この玄関空間の大きな窓、こちらには色だけのハワイアンステンドを設置しますので、現在HRさん中心で進行中。

かなり楽しいデザインになりましたので、制作側も完成が楽しみであります。