サンドブラスト文字 (エッチングガラス文字)

漢字を深~く彫っています。産業用のエッチングガラスですと、深彫りでも0,5~0,6ミリくらいで、深彫りと言われてしまいますが、アートガラスの場合は、深彫りと言うと最少4~6ミリは彫らないと、インパクトがありません。

もっとも文字の線の幅以上深く彫ると、だんだんと尖がってきますので、文字の大きさを考慮して、彫っていきます。

この漢字は10センチくらいで深さ4~6ミリくらいが50文字、他に2センチくらいの文字が500個くらい。2センチの文字は深さ1~2ミリくらいまでです。

日本人は寺社仏閣の彫刻や欄間彫刻などで、深い彫りが喜ばれます。

下の写真は、ある美術館のガラスサイン、文字を残してベースを3~4ミリ彫れ下げたもの。一文字10センチくらい。

文字を彫るのと比べて、制作時間は5倍以上必要となります。非常に難しい技法です。

逆にアメリカンなガラスサインの場合は、彫っては雰囲気が出ません。ケシた状態がアメリカンなガラスサインのイメージです。

東京のメジャーリーグのカラスサイン。取付け夜中。

ヨーロッパの場合は、また違うんですよ。

簡単に言えば、濃淡のあるケシ。3~4種類のケシの濃さで表現します。

この技法は日本国内で表現できる工房は非常に少ないです。

大丈夫です、私たちは出来ます。