クラッシュガラス 

打ち合わせしていましたクラッシュガラス。

ガラスは本来割れることがタブーで、また危険でもあり使用が出来なくなりますが、このガラス、クラッシュガラスはそのすべての逆をいく特殊ガラスです。

基本は前後に透明の5ミリガラスがあり、真ん中に強化ガラスを合わせています。そして真ん中の強化ガラスをドライバーなどの尖ったもので小口を叩けば割れますが、前後のガラスにフィルムで合わさっているので、バラバラになることがありません。

この写真のクラッシュガラスは、下辺の真ん中を叩いているのが放射状に割れているのでわかります。

割れる細かさなどは調整は出来ません。一発勝負。

また真ん中の強化ガラスは最小でも厚さが5ミリはないと、クラッシュの見える効果は半減しますので、ご注意を。

光が入るととても美しい、また驚かれる特殊なガラス材です。厚さは15ミリあり、大きさはかなり大きなものも出来ます。

使い方でインパクトのあるガラス材です。

もう数十年前になりますが、クラッシュガラスを考えた人は六本木の老舗ガラス会社の社長。既存のガラス仕様を発想の転換で、驚きのガラスに生まれ変わらせた事が何よりもすごいです。

お会いしたことがありますが、素晴らしい発想と今でもリスペクトしています。