エッチング彫刻ガラスの裏に光を入れたいが、どのような表現になるだろうか?との質問で引っ張り出してきた資料。
裏に光を入れる場合は、ベースはくもりにして光が分散するように考えますが、一番幻想的に彫った部分が浮き出るのは、ガラスの小口から光を当てたほうが効果大なのですが、現場の都合で裏からしか光が入らない場合も多々あります。
どちらにしても彫る深さはエッジを効かせて深めに彫らないと残念なことになります。
昨今は光もLEDになり、ガラスに透過する距離も長くなりました。そして熱の発生が低いのでガラスに悪影響の心配がなくなりました。
以前なんて光が強いのは蛍光灯よりも白熱そしてハロゲンでしたが、これが高温の熱を出すので、気を付けないと光が当たっている部分のガラスが熱割れしました。熱割れは割れた線がクネクネしているんで、すぐにわかります。
ただLEDの光は人工的というか、クールというか。効率的には素晴らしいのですが、あたたかみが弱いというか。
ロウソクの炎のゆらぎや、ネオンサインの何とも言えない光は落ち着いて暖かいので、なくならないでほしいです。
夜の焚火の火を見ていると無言で見ていられますもんね。夜の炭のパチパチのオレンジも美しいです。
どちらも炎が生きているよう。