2枚重ねのエッチングアートガラス(店舗アートガラス)

前後2枚のガラスに彫刻してスワロフスキーをちりばめたアートガラスの一枚目です。

今回は華やかで豪華に見せるために前後60ミリ空間を空けて、下からライトアップします。ガラス2枚を重ねる場合、制作はもちろんですが、細かい埃を出来るだけクリーニングすることが思った以上に大変です。

きれいな室内でも思った以上に埃はあるものです。今回は他の業者さんはいないのでものすごくきれいな現場ですが、それでも埃はあります。外部ですと風と共に埃とこの時期には花粉が思った以上に入ります。

今回は5名でクリーニング、一箇所のアートガラスに5名でクリーニングすると埃が早くわかり、早く取れます。早く埃を取って2枚重ねて埃が入らないようにしたいわけです。科学雑巾や掃除機、無水アルコールや静電防止剤など駆使します。

これが少人数でクリーニングだと、なかなか進みません。取り付けはリズム良く進めたいので、いっぱいいっぱいだとうまくいきません。

こちらが優美なラインと抽象的な花が舞っている印象。

そしてこちらは同じラインで鳥が乱舞している印象。

こちらも一枚目のガラスです。

下から光を入れる場合は彫り方も工夫をして、立体的に見えるような技法で彫ります。

全部で5連装、お店に入っての結構広い空間の正面に並びます。大きさはワイド90cmx高さ2m。ガラスは厚さ10ミリを60ミリ離して2枚、重ねます。広い空間の店舗なので、5連装でも圧迫感はありません。逆に豪華さが出ないと空間がさみしくなるので、デザインもご希望を聞きながら、10回ほど提出。

重ねる前の1枚目のガラスなのでデザイン密度はまだ少ない印象です。1枚目からエッチング彫刻とスワロフスキーがきれいに光ってくれているので、ちょっと安心。

これから2枚目のアートガラスを前に設置です。