翼のエッチングガラス(建築・店舗エッチングアートガラス)

翼が左右に広がっているエッチングガラスです。間に石の壁があるので、写真は左ですが、右の翼もあります。大きさは1m30cmほどの翼で、ベースは幾何学模様です。

翼を深く立体的に彫り、幾何学模様はあえて浅くしていますのでコントラストが出ます。アートガラス、特にエッチングガラスはモノトーンなので、設置する条件と彫刻する技法で見え方に違いが出てしまいます。これがけっこう難しく、気を使うひとつ。

翼は人気のモチーフで、格好良く納まります。大きな翼は良いです。

この翼は深く彫り、さらに陰影加工で立体感を出していますが、大きいので陰影加工だけで質感を感じてもらえます。デザインによって、ただ彫るだけではチープ感が出てしまいそうなときは、質感をイメージできる技法を使います。

たとえば風景の一部ですが小さな木々や道など、くもりにしただけでは物足りない感があるので、いろいろと工夫してオリジナルの技法を作っていきます。

印象で凸凹感のある、舗装されてない道感は出ると思います。もっと細かい技法を使えば砂感もでるので、海の風景などの砂浜で使います。どこにも売ってなく誰も教えてはくれないので、考えるわけです。

エッチングガラスやステンドグラスでの風景は絵ではなく彫刻なので、手をかけないとのっぺり感になるので要注意。

1月も終わり・・・早いこと。大人になるほど日々早いのは「ときめきがなくなるから~」ってチコちゃんが言っとた。グフッ・・・