100年前のステンドグラス

100年前のステンドグラス、財閥系の西洋館にあったというステンド、移設に伴い修復のご依頼。今回は室内での設置ですが今まで外部に面していたので、子供にBB弾、空気銃で撃たれて割れています。

診断すると、18か所も割れとる。W1300xH1750と昔ですと結構でかくて、木枠はもうボロボロ、枠から作らんと。

100年前の図柄なので農家と田んぼの風景、今はなかなかデザインしません。煙突から煙、出とる。

100年前のステンドは大きく分けて2つの流派、宇野澤組製と小川三知製、宇野澤組はヨーロッパ技法、小川三知はアメリカ技法。

こちらは宇野澤のヨーロッパ技法です。100年前ですと今と違って小さな家一軒建つお値段でした。ですので設置されたのは、財閥、皇室系のお屋敷。

昨今、貧富の差が話題になってるけども、100年前のほうが貧富の差は今よりも大きいです。