サンドブラスト

横浜のおしゃれスポットのレンガ倉庫、その昔はみなとみらいはでかい空き地でした。

エッチングガラスの会社にいたころは、みなとみらいを作っている端っこでした。

ホームレスいっぱい、いつも毛布を頭からかぶっているホームレス「毛布マン」って呼んでました。髪伸び放題のホームレス、レゲエのボブ マーリー真っ青なくらい、すごかった。

顔中、体中汚れて黒いので夜は保護色で、暗闇からいきなり出てくるんで毎回びっくりしたもんです。

あの地域は横浜のダークサイドでしたが、今やものすごいおしゃれな港町になっています。

その昔のレンガ倉庫、荒れ果ててます。

地元なので、壁の落書きをサンドブラストで削れないか?との仕事の依頼がありましたが、その時の社長はお断りしていました。仕事としては大きな仕事でしょうが、保存指定の建物なのでリスクが大きいのと、膨大な時間がかかるので通常の仕事ができなくなる、との理由、作業する我々はホッとしたことを覚えています。

もともとサンドブラストはさび落とし、船底など今でも使っていますが、我々のガラス用とは砂も機械もでかさが違います。

今だったら、大掛かりなケルシャーのように水と砂の混合で吹っ飛ばせそう、落書きケシの専門会社もありますし。でもレンガがもろく、へこみそう。

あの時代、どうやって誰が消したんだろ?それともレンガが削れてしまうので、上から塗装したのかな?

レンガ倉庫、仲の良い横濱硝子さんがありますので、ぜひ。