ステンドリペア(住宅ステンドグラス)

先月下見した破損ステンドグラス、修理に入りました。お待たせしてしまいました。

遊んでいてボールが当たってしまったということで、枚数は10か所ほど割れています。今回の課題は制作してもう30年以上前ということで作者不明で、ガラスが同じものがなく似ているガラスになること、そして鉛線が経年劣化で、もろくなっていること。

30年以上前なのでステンド外すのも、もう大変。通常だと10~15分で外れるのが、1時間かかってしまった。

丁寧に作られて、制作時の空気感が伝わってきます。

鉛線を切っていくともろいので、今回は象嵌技法でいきます。

鉛線を切らずに徐々に開いてゆき、ガラスを1ミリほど小さくカットして象嵌していきます。

新規に作るより数倍エネルギーがかかりますが、TU君今まで何十回とリペアしてきて、象嵌うまいです。作業道具は売っていないので、自作です。

明日は壊れた工房の新しいエアコンが来る!もう蒸し暑いなか、頑張りました。

それに汗をかくと作業に支障が出るのと、扇風機をつけていると手元の図面などが飛んで行って非常に効率が悪く、ストレスたまりますもの。