ガラス彫刻の波ライン

アメリカの設計がデザインした波のラインです。

2ミリから7ミリの太さを変えたデザインが26枚連装とフィックスの9枚、合計35枚の波のガラス彫刻になります。連想されるとけっこう迫力があり良いです。

小さな全体イメージ図を見せてもらったときには、5種類の波デザインがリピートしていると思いましたが、決定して原寸に描きおこすと各ガラスデザインが微妙に違っていることがわかりました。

ですので、枚数ごとに原寸下絵を描いていきます。

昨今はコンピューターで書く図面などが多いですが、特注のガラス彫刻などの場合は手描きで描いた方がたいへんながら、早いです。微調整もガラスの上で出来ますし、コンピューター出来ないし。

描いた原寸図をガラスに貼ったテープにトレースしたところ。ガラス面が大きい場合や、枚数がある場合はこのトレースもかなり重労働。

でもここをしっかりとトレースしておかないと、その後の作業に支障が出るので、がんばるわけです。

もうすぐ、冬季オリンピック、そして北海道などの各地で雪像や氷彫刻が始まります。

今年の寒さは氷彫刻には良いのではないでしょうか?マイナス15度くらいだと作っていても楽しいです。0度に近くなるほど、細かく表現するエネルギーは増えます。逆にあまりに寒いと、氷が締まりすぎてまた気を使います。

と、若い頃には勇んで徹夜で彫っていましたが、今はぬくぬくしている場所が好きな私・・・