クラブ入り口のエッチングガラス、ふたたび

以前 制作したエッチングガラスと同じものをふたたび、リクエスト依頼。

早いものでもう6年位前とのこと。自分らは来る日も来る日もガラスと格闘しているので、時間経過が麻痺していて作ったのに覚えていませんが、注文された方は自分のことなので覚えてらっしゃる。

基本、原寸下絵は年月が経っていると保管してません。というか、場所を取るために2週間ほどで破棄してしまいます。もっとも一度制作した原寸下絵は使いにくくなっている状態です。

10分の1のデザインがあれば、ほぼそのまま復元はできますが、何も無い場合や不明確な場合などは現場でトレースしてきます。

紙に鉛筆を当ててこする、とよく思われますが、大きいので鉛筆では鮮明にはでません。我々はある特殊なペーパーでトレースする方法を探して、鮮明にできるようになりました。この技法だと、鉛筆は使わず、どんな大きいものでも可能です。

鉛筆の変わりに発泡スチロールを使います。それだけ聞くと、不思議でしょ?

コストを抑えて、鮮明に正確に、短時間でシンプルなことが、このトレース技法では可能です。