金箔ガラス加工

違う会社さんが制作した金箔が剥がれてしまったという相談で、新たに作った金箔の文字です。

外部で使用されてるという事で、通常の金箔の下地剤ではまず剥がれます。下地剤を耐候性が強いもので作り、金箔を貼り表面にコーティングすれば、かなり耐候性がある金箔になります。

まあ、難しい加工ではあります。

金箔加工は基本室内での使用ですが、面積が大きくフラットだと、そりゃもう大変。

ちょっとした空気の流れで金箔はくしゃくしゃになります。また静電気でもくしゃくしゃになるんで、摘まむのは竹製のピンセット。金箔加工中は他の人の行き来も制限して、部屋のカギ閉めて作業。

以前制作のW80cmxH2mほどの加工、もう大変。

金箔、何色かあります。青金、主に中華デザインの時。赤金、こちらは和風の時。中間色の中金ていうものもあります。今回は、赤金。

最近は高級なお料理に金箔をちりばめたものもあります。食用の金箔、ふりかけみたいなのあります。金沢に行くと、金箔アイスなんてものもあります。

 

金箔はほぼ100%金沢で生産されているんで、前にはいろいろ質問しました。

金閣寺は外部での作業、あんなに上手くいくんですか?との回答で、金箔が専用で厚いもので大きいんです、とのこと。なるへそ君。

それにしてもあんなには上手くいくには、熟練の技が必要でしょうね。すごい。