フランスにあるお墓です。びっくらポン。
絨毯がかかっているように見えますがベースは石で、細かいモザイクで装飾しています。柔らかい質感、さすが石の文化のお国、どれだけの手間がかかったんでしょう。端のひらひらもモザイクで作ったという事です。
何度かガラスモザイクの仕事をしましたが、この絨毯のレベルはもう超越してます。
数十年前にフランスでホテルの隣が大きな墓地だったんで、探検しました。
大きな墓石に本や楽器の彫刻や死んでいる格好の小鳥の彫刻などが装飾されていて、故人の生前の人生が感じられるお墓が多数あり、勉強になりました。
森の中で木の根が古い墓石を持ち上げてたり、ギャーギャーと不気味な鳥の鳴き声はスリラー映画のようで、昼でも薄暗く「こりゃ、夜はゾンビ出るね」とHRさんと二人、キョドってました。
その昔、日本は外国に比べて器用、なんて言われてちょっと国民が優越感に慕っていましたが、大人になり様々な物事を知ると、海外の器用さはセンスと共にあり視点が違うと思います。
「井の中のかわず、大海を知らず」にならぬように気をつけなければ、と己に言い聞かせて。
