エッチングガラス・文字(アートガラス・文字)

エッチングガラスでは文字は必ず要望があります。文字はそれぞれの字体には規則があるので、気を付けなければいけません。

今と違って自分が携わったころはPCなど無いのですべて手描きでした。細かい決まり、センテンスを厳しく先輩から教わったのが役に立っています。

習字文字は良いです。現代アート的な習字文字を見ますが、やはり漢字は良いです。

 

浅いとチープ感が出てしまうので、安全考えながら深く彫ります。

彫のみですと深く彫ってもあまり効果がないので、薬品処理をして光沢を出すと光が入って立体感が出ます。

今回は一文字15センチくらい、30cmを超えると尺文字と呼んで彫るのが大変になります。大昔、みなとみらいの日本丸の石に尺文字で「日本丸」と彫りましたが現場で彫ったので、もう大変でした。3日間かかり石畳にそのまま座って彫っていたので、初めてお尻を低温やけどしました。

低温やけどはその時は何ともないのですが、2~3日後から座れないくらい尻が痛いです。日本丸見るたびに、思い出します。

 

エッチングガラス彫刻では、文字の最小の大きさは英語で5ミリくらい、漢字で1センチくらいが最少です。表現できるラインの太さは0,5ミリですが、やはりはっきりと彫るには1ミリ巾は欲しいところです。

 

 

上の音符、五線譜はライン0,7ミリくらい。下のピアノの五線譜はライン、1,2ミリくらい。英語は1センチくらい、英語はラインがシンプルなのでまだ楽、漢字は画数多いほど小さな文字は厳しい。ピアノは10cmくらい。五線譜、ピアノは手描きなので、感ピューターですけれども。

デザイン版下準備からしっかりと計画していけば、細かい文字やデザインが完成した時に、きれいに表現できます。

ただクラシックの音階だそうですけれども楽譜が読めないので、合っているかどうかわかりませんので、注文された方にチェックしてもらってから彫ります。