質感エッチング試作

エッチングガラス、サンドブラストを建築や店舗関係で行っていく場合、オリジナルでの表現の要望があります。

通常は花や動物、文字やラインなどはっきりとした具象的な表現化主体ですが、水や風、空気などのイメージ感やいろいろな質感など、設計やデザイナーの方のコンセプトでの要望が表現可能か、試作します。

水の流れの表現の試作、本番は全体が6m近くなので、小さな試作でも大きなガラスに制作可能かを探ります。

今回はベースがくもりにサンドブラストでイメージを感じる、水の流れ。

 

これは木の板をガラスで表現可能かの試作。

裏から彫って、彩色で木の板みたいな質感を出します。

 

彫刻でも蓮の茎などはブチっと終わらないように、徐々にきえていくようにフェードアウトしていくと上品です。

 

写真の見た目の派手さはありませんが、基本の具象的な表現よりエネルギーを使います。

でも他の制作工房さんが出来るのを自分らは出来ない、とはいきませんので、様々な表現技法を苦しむわけです。

予算と納期内で可能で、制作も安定しているけども見たことない、というある意味、矛盾することをやらないとなりませんが、この生みの苦しみが工房のお宝になります。

「どうやっているの?」が、多くのクラフトマンは大好物なんです。