アートミラー(ミラー面取り短冊貼り)

ミラーやカラーガラスを細かく貼り付けていくことを「短冊貼り」と言います。

今、2物件の短冊貼りの仕事を進めていますが、短冊貼りはかなり神経を使う仕事。ミラーの間は基本3ミリですが、3ミリだと太いので、我々は1ミリの隙間で考えます。ですので全体で5ミリも狂うと、きれいに納まりません。

このような仕様もアートガラスのひとつです。

ワイド2mx高さ5mの大開口、ミラーのクロス部分にはガラスの花の装飾があります。これはNGちゃんに特注で数10個、作ってもらいました。

銀座の通りにあるグレーガラスの短冊貼り、きれいに設置されています。外部での使用など勉強になります。

合わせるのが曲線になると、ぐんと難しさが違ってきます。もう大変。

 

短冊貼りは前準備と貼りこみ作業などが大変ですが、完成すると面取り部分が光って美しいので、店舗などのアートガラスの仕事では、けっこうやります。

今進めている短冊貼りは、電気のコンセント穴が2カ所あるので、今から寸法出しして穴あけます。2ミリ狂うともうコンセント入りません。

また最近は細くおしゃれなコンセントなど海外製品含めて様々なので、穴の大きさと位置、これも非常に神経をする減らす仕事。

エッチングガラスやステンドグラスの派手さに比べるとシンプルな仕上がりですが、落ち着いて品良く、豪華な仕上がりのアートミラーとなります。