試作の彩色ガラス、ステンドグラスのようなレジンを塗ったニューステンドというガラスが旭硝子にありますが、現在は制作する工房さんが少なく、また樹脂をガラスに塗るので耐候性は良くありません。つまり経年劣化で樹脂が浮いてくることがあります。
自分は30数年で1度だけ扱いましたが、もう扱わないと思います。
ニューステンドはグラデーションが自由に出ないので、自分らの技法でグラデーションを出して施策提案します。
日陰状態の場合、色は濃く見えます。
ステンドの鉛線部分も、黒の彩色です。このカラーガラスのメリットは、かなり細かくてもエッチングガラス技法が基本なので、ステンドグラスよりも価格が抑えられるという事です。
とくに商業施設、店舗など枚数があり納期が短い場合などに対応可能です。
先日、納品しました鳥のステンドグラスの設置写真を頂きました。ありがとうございます。
鳥と花の部分を半透明色ガラスを使ったので、天気にかかわらずはっきりと見えてくれます。デザイナーの鳥と花がシンプルでかわいく、良いステンドグラスになりました。
左右の小さな黄色やオレンジなどのステンドガラス、そのままでは厚さが3~4ミリなので、金枠に合わせて10ミリ厚にしました。
ステンドグラスが入ることで、重い空気感も和らぎます。
試作をすることは、言葉や文章だけではなかなか疎通が出来ないことが多いので、大切です。ただ、時間が空いてしまうと、試作した内容も記憶が薄らいでしまうので、気を付けます。
言葉って難しいです。
「今度、名字が変わりました」
「ご結婚、おめでとうございます」
「・・・いや、離婚したんです・・・」