パーテイションエッチングガラス(店舗アートガラス)

店舗の間仕切りエッチングガラス、もう20年前くらいに制作したデザインが久しぶりに制作中です。

高さは35cmほどでワイドが1,6m位を4枚。

時間が経つのは早いもので、このエッチングデザインを彫りまくっていた時は、工房は鎌倉でした。駅から徒歩十二、三分と密集地帯でバス通りに面しており、大きな数mのガラス板を運んだりなど周りの方々にも段々と気を使わせてしまってきたので、周りは広い葉山に移ってもう17年目。

当時担当していたU氏が今また担当しています。

現在進行中のひとつにエッチングガラス技法で「風景」があります。

エッチングガラス=彫刻で風景はなかなかに苦手な表現分野。

様々な工芸を見ていくようにしていますが、この写真は横2mくらいで厚さ15センチくらいの一枚板に彫っている欄間彫刻。

白い部分は空洞なので、この波なんて恐れ入ります。ポキッと折れそう。しかも100年前くらいの欄間。

100年前はまだまだ電気道具何てない時代、橋の下なんて驚異的です。

欄間は下から見上げるので、正面から見たら少し斜めに彫っています。このように分野は違いますが勉強になります。寺社仏閣の彫刻群なんて、昔の職人はものすごいと思います。

以前、「宮大工さんにお寺の屋根のそりは美しいですが、なにか決まった寸法があるのですか」と聞いたら、その時の棟梁がそりを決める、と言っていました。

日本の寺社仏閣の屋根は、美しいです。