住宅ステンドグラス (ドアステンドグラス)

ステンドグラスのデザイン描きを数日間していました。テーマは流れるようなデザインとスクエアーな中に曲線など、なかなかカッコ良い分割に悩みます。

写真のステンドグラスはシンプルだけど複雑、色もあまり使いたくないが使いたい、というなかなかに難しい希望でしたが、ラインを網目にしてシンプルながら複雑、色は琥珀色の濃淡3色で落ち着きながら多色。

背景の光でステンドグラス材の質感と色味が変化して、飽きません。

こちらはクリア系一色のドアステンドグラス。

圧迫感がないように、部分的に面取りクリアガラスで室内が分かるようにしています。

ステンドグラス屋さんは検索するとたくさんあります。ステンド教室もたくさんあります。

先日も聞かれましたが、当工房では教室はやっていません。理由は建築アートガラスの制作に入ると、納期に追われて授業の約束が果たせないことが分かるからです。

もっと晩年になり第一線を退き元気だったら、アートガラス全般のプロ養成スクールも考えます。その時は冷や汗かきながら得た技法と材料、取付などの様々な協力会社さんの紹介、そして一番大切な、仕事をどのように取っていくか、失敗経験談を伝えるなどをその方が軌道に乗るまで共に考えるスクールをしたいかな、と思います。

人の成功談より失敗談を知れば、回避できます。ある意味、タイムマシーンです。

学校の先生、教科は教えてくれるけども、卒業後の生き方は教えてくれないんだよね。

そのためには、自分らはまだまだです。