ミュシャーアートガラス、設置完了です。
絵画が額縁でイメージがアップするように、エッチングガラスもこのような素敵な金物に入りますと、より高級感が増してうれしいです。
ガラス厚は12ミリ、4カ所の化粧ビスで留まっています。ガラスの場合、ビスが入る穴部分には見えないようにゴムなどのクッション材を入れます。
ビスと当たると大きくは割れませんが、小さくチップすることがあるためです。この小さなチップを「ハマグリ」と言います。ハマグリの殻模様のように見えるからです。
スラングで、大きさによって「大ハマ」「ハマ」「アサリ」「シジミ」で表現すれば、チーム内では伝わります。各業界でのスラングは面白いものがあります。
細かいオリジナル模様をベースに使いましたので、品良く半透明になりました。
これがくもり状にしてしまうと圧迫感を感じてしまいますので、設置場所によってはこのような彫刻が映えると思います。
写真ではやはり顔がうまく印刷されませんね。
全体像、正楕円が金物と合っていて綺麗です。
そして彫刻後の陰影加工も映えてうれしいです。特に身体やベールは陰影加工するかしないかで、印象は全く違ってきます。
ベールに葉っぱが一枚あるのですが、葉っぱを彫刻しただけでなく、影を出しています。
以前にも書きましたがミュシャはエッチングガラス業界では大昔から人気な素材で、多くの工房さんが制作しているので、オリジナル色を出したいんです。