アートガラス照明(ホテル・マンションアートガラス)

NGちゃんから照明に使うガラスに穴が開かないか、との質問がありました。45ミリの厚さに16ミリの丸穴・・・今回は開きません。

様々な業者さんへ聞いて、回りまわってNGちゃんのところに相談が来たそうですが、どこも不可とのこと。ただ1社、磨き削りの超絶技巧のSG親方だったら出来るかもね、と雑談。

ここで出来なければ、出来ないと思いますよ。しかも30個以上。

基本的に穴は前後から半分ずつ開けていきますが、今回は照明の底部分なので片方からしか開けれません。

そしてこれも基本ですが、最小の穴はガラスの厚さと同じくらいの大きさしか開かない、が基本です。10ミリ厚さには10ミリ丸、これが8ミリや6ミリですと開かないことはないですが、作業の難易度は増します。

写真は金属の枠にエッチング彫刻のガラスを嵌めた、特注の照明。ワイド1.2mくらいあります。

柄はハワイアン、照明デザイナーのKN氏が素敵なデザインをされて、彫刻もきれいに出来ました。ガラス同士を合わせる角度は原寸型を作り、ぴったりを目指しました。

この場合はライトとガラスは近いので、熱が発生しないようにLEDです。

 

設置場所は、ホノルルの一番好きなホテル、モアナサーフライダー。

あぁ~、行きたい、というか住みたい。常夏でしたら、あまりお金がなくても生きていけそうなイメージ。湿度が低いので、暑くても日陰は気持ちよさそう。

やはり寒いと服装や暖房、寝具など、防寒対策しないといけないので防寒のお金はかかりそう。

 

これまで幾度かアートガラスの照明を特注で作りましたが、照明は頭より上につくので強化ガラスにしたり、合わせガラスにしたり、飛散防止フィルム貼ったりなど、より安全対策が必要です。後は熱割れ対策。

そしていかにすっきりとガラスをセットするかなど悩みながらでも、けっこう楽しい分野でもあります。