エッチングガラス龍(寺社ガラス彫刻)

寺社に設置されるガラス彫刻の龍、完成しました。

今回はガラスがワイド50cm高さが1m位なので、見せ場は鱗かな、と思い、U氏と二人で鱗の配置を3回描きなおしました。

体がクネクネなので鱗がリズムよく配置されると第一印象が上がるので、頑張るわけです。

日本の龍は指3本、中国は4本、皇帝は5本。

いろいろな龍の形がありますが、今回は基本的な顔で彫刻。

よく書くように彫刻後陰影加工をすれば、より立体感と工芸感が増します。というか、陰影加工しないと、努力して彫った部分も真っ白で活きてきません。

このように対になります。かわいらしい龍になりました。

「技を駆使して、芸術性を高めなさい」「私は300歳まで作って妖怪になるのだから、あなたはまだまだ若いよ、頑張りなさい」

着物の一竹辻が花 故一竹先生にお会いできた時の言葉を思い出します。早いものでもう数十年前ですが自分がまだガラスに対してフラフラな状態だったので、見透かされたようでした。

「ものつくりの人は到達は一生できないよ。今見上げている場所にたどりつけたとしても、その時はさらに目標が上に見えてくるのだから。」 チビシ~お言葉。

久保田一竹先生の着物、もう宇宙を感じるので河口湖の一竹美術館、お薦めです。建物も良いですよ。

ぜひ検索して画像をお勧めです。