乳白ガラスのステンドグラス(住宅ステンドグラス)

ステンドグラスを制作する場合、設置場所を確認しませんとガラスが美しく光ってくれません。

日陰やまた反対側がより見えにくくしたいなどの場合、色ガラスは乳白ガラスを使います。乳白ガラス=オパールセントガラスと言います。光が入らなくても色が見えやすいガラス。

もちろん光が入れば、より美しく発色してくれます。また乳白、オパールセントガラスの多くは悪露が混ざっています。単色ですと逆に味気ないガラス材です。

ただ乳白ガラスは透明ガラスよりも固いので、カットは大変、固いということは細かい形が割れやすいということ。

この点、我々は建築彫刻ガラスをやっていますので、ハンドカットで厳しい場合は、乳白ガラスを形に合わせて、サンドブラストで削っていきます。

この方法だとハンドカットだと非常に難しい形でも、比較的にスムースに仕上がります。ステンドグラス専門の工房さんでは、まずやらない方法。

光が普通に入ってくれる場所での、透明形の色ガラス。多くは単色がきれいなガラス材で、表面に様々な凹凸模様があります。同じ色でも凹凸を違えれば、質感は変化します。

窓に設置しますと、昼間は室内面から夜は外からが美しく見えます。

ステンドグラスのイメージは、透明系の色ガラスを多くの方がイメージしますが、光の加減で使うガラス種類を注意しなければなりません。

打ち合わせなどでも、この点注意確認が大切です。言葉のひとつひとつが大切。

「猿も木から落ちる」が「猿と木から落ちる」ってなると、いったい木の上で何をしていたんだ?となりますもんね。