アート皿 (アートガラス皿)

アートガラスのお皿、といっても食器でなくてコースターや植木鉢落きなどで使います。

波状の形はハンドカット磨き、大中小15個で各3枚重ね接着なの45枚、手磨き、ハードです。小口を磨いた後に専用のガラス色材で着色。

ガラスだけよりも楽しく綺麗なお皿が出来ました。注文された方は10数年前に同じシリーズを今でも大切に使っていただいており、今回はあらたな注文でした。

デザインはHRさん、制作担当はU氏、並べると楽しくなります。

穴が開いていますが、大きな穴をガラスにあけるのはかなり時間がかかります。小さな穴でしたらメーカーで機械であけてくれますが、それでも5センチくらいまで。

それ以上の大きさですと、手加工であけます。今回大きな穴は15センチくらいです。

機械も手加工もガラスに穴をあけるときは、ガラス厚さの半分まで両面からあけます。片面からあけると、反対側が細かくチップしてしまうため、同じ位置を合わせて両面からあけます。

丸や楕円のように角がないのはガラスが丈夫ですが、三角や四角など鋭角がある場合は、角をうまく処理しないとガラスは割れますので、コツと経験が必要となります。

そして透明に接着。よく書くようにハイクリアに接着するのも、コツと経験が要ります。

コツと経験、何度も何度もうまくいかずに冷や汗かかないと得られないので、どなたも簡単に教えてはくれません。

そういう意味では、過去の人々の様々な経験の積み重ねの形、「基本」はありがたいです。

すべての物事の基本、どれだけの時間、試行錯誤してたどり着いのだろうか。それを考えると基本を素直に教わらない手はありません。