鶴のエッチングガラス(額入り記念エッチングガラス)

額縁にセットした記念用のエッチングガラスです。大きさはワイド50cm、高さは38センチほど、額縁は特注で作ってもらいます。

一見普通のエッチングガラスですが、額縁仕様の場合はちょっと工夫します。

まず背景はつや消しの黒などを塗装したものを使い、今回はガラスを2枚重ね、富士山のガラスと手前に鶴を彫ったガラス、そのままだと鶴の羽に富士山が透けてしまうので、富士山ガラスの表面に鶴のシルエットピッタリに黒く彩色します。見えないところで工夫と苦労しとるんですよ。

こうすることで鶴が浮いているようにもなります。カメラのフラッシュがちょうど朝日のような位置になりました。

羽の黒い部分は濃い薬品で、黒い色を塗っているのではありません。色は頭の赤だけ。

この場合、赤だけだと色が沈んでしまうので赤を彩色後、白でとめると鮮やかな赤になります。