ステンドグラスの打ち合わせで、工房に置いてあるガラスオブジェを見て、ステンドグラスの他にイルカのオブジェも検討しようかな、となり、また写真でミラーのアートガラスを見て、洗面のミラーも希望されました。
海沿いにログでご自宅を建築中とのこと、ログはうらやましいです。
我々、職人集団は営業が弱いので、専門の設計家でもアートガラスを制作している存在さえ知らない方がまだまだいらっしゃいます。
と言うわけで、翼のオブジェ、こういう社会状況ですと勇気が出るモチーフがいいです。
翼、高さは70センチほど、厚さは3センチです。重いです。
深い部分で1センチ、彫りこんでいます。ルネ・ラリックの彫刻のようなイメージが出ればうれしいと思い、制作し、3個納入しました。
日に日にコロナで大変になってくる世の中、明るく勇気が出る映像や取り組みの文化行動が起こってきていますが、文化先進国のドイツなどに比べると残念ながら文化後進国なのは歪めません。これを機に大きく変わるきっかけになれば、変毒為薬なのですが。
若いころ、影響受けたひとり、開高健の残した言葉、
「漂えど 沈まず」
先日、アートガラスのデザイナー、35年間付き合っているHT社長も、「仮死状態になっても、心臓動いていれば、復活は出来るよ」
良い意味で開き直って、皆で支えあって乗り切りましょう。