エッチングガラスの柱 (建築・店舗アートガラス)

ガラスを積む、積層ガラスの柱はよく目にしますが、こちらは板ガラスを四面組んだ、中が空間のガラス柱です。

四面に模様やロゴを彫刻して、上からの照明で光るようにしてます。もっと店内は暗くなるので、6本のガラス柱が浮き上がってくるイメージでした。

単に四面を柱状に組むのはまだ容易ですが、縦の角の辺にコーキングをするときに、手加減しないと内部にコーキングが入り込んでしまうので、そこが注意ポイント。

あと、ワイド寸法がおなじ四枚ですと正四角の柱でなくなるので、2枚はガラス厚分をマイナスすることをお忘れなく。もし同じ寸法にする場合は、角を45度の斜めにして、合わせて90度になるような、角を傾斜で作ればOKです。

こちらは角が45度傾斜仕様、2枚合わせると90度。60センチ角で高さは3m。深めに彫らないとフィルム貼ったようにのっぺりとして光りませんので、2ミリは彫りこみます。

デザイナーが、ガラス柱内部に生の木を装飾で入れました。

これが後日、えらいことになります。

生の木なので切った後も湿気を出しているようで、2週間ほどしたら内部が曇ってきました。ガラスの一面をもう一度外して、木を乾燥しているものと交換して内部を拭いてまた閉じる。

いろいろなガラス仕事はオリジナルですので、設計、デザイナー、クラフトマン全員、初めての経験がありますので、様々な出来事がお宝になるということです。

ためになったねぇ~ためになったよぉ~

本日 藤沢へガラス仕事で行きましたが、いつも混んでいる観光地の鎌倉、大仏辺りも閑散としていて寂しい限り、浜辺にも人が少なかったです。

ここ一か月でコロナウイルスの混乱ですが、いろいろなことが起きて,根がのんきな自分には疲れますわ。