3段彫りのサンドブラスト(建築アートガラス)

8ミリガラスに3ミリ、2ミリ、1ミリそして透明と、かなり難しい3段の彫刻加工を1か月進めています。12枚完成して、3月いっぱいまで、あと11枚。

ワイドは135ミリ~185ミリで長さは約2,3mと細長く、これだけ深く全面に彫ると、ガラスを持ち上げるコツがいります。

平で持ち上げたら、ガラスの重さで弓状になり、折れます。なので平たくでなく、ガラスを立てるようにして移動。

ハンドカットや彫刻もさることながら、マスキングテープ剥きやクリーニングも枚数が23枚なので、時間をかなり見てかないと辛いです。

このような加工の場合は通常のマスク材でなくて、伸縮しない特殊なマスク材なのですが、その分、接着がきついので特に寒い場合はなかなか剥けません。

ですので、現在の冬などはドライヤーや温風ヒーターを当てながら剥きます。

手前の白い部分が特殊なマスク材。奥が剥いた状態。

写真的には派手でない彫刻加工ですが、このような加工が実はかなり難しいんです。

今回も何社か問い合わせて、どこも制作不可と言われたということで、サンプルを提出したら喜んでくれました。

あるJRに駅のサイン装飾に使われるということです。