ヨコハマグランドインターコンチンネンタルホテルでアートを担当している氷彫刻の後輩達が制作した、ガラスのエッフェル塔です。高さは1.5mくらいありますので、3分割になっています。
このようなオブジェは、積み上げる安全性を考える場合、大きな氷彫刻の重心を考える方法がとても役に立ちます。
とてもきれいです。そして存在感があります。いろいろな業界でデザインするとアートガラスも面白いものができる、という良い例です。
オブジェ、今は街中にも公共彫刻があちらこちらにありますが、残念なことに外国の作家物が多いです。そして注目度も高いとは言えないようですが、一番インパクトのあるオブジェは、大阪万博の太陽の塔ではないでしょうか?
今も公園に立っていますが、以前大阪に仕事で車で行ったときに、誰もいない真夜中の公園の太陽の塔を間近で見て、やはり生命力は半端なかったです。
実は太陽の塔は万博のシンボルではなくて、テーマが「人類の進歩と調和」に対しての岡本太郎のアンチテーゼだった、ということはあまり言われなくなってしまいました。
国民や業界からも非難轟々だったものが、大阪万博と言えば太陽の塔、というほどシンボリックになり、やはり天才の仕事は最初から最後までエネルギーが、まね出来ません。
太陽の塔の制作歴史を知ると、より愛着がわきます。
岡本太郎の作品、ご自分の墓の彫刻は、背景を知るととても感動します。