アートガラス 器物 (サンドブラスト・エッチングガラス)

久しぶりにアートガラスの先輩のSIさんから連絡を頂き、内容の濃いお話が出来ました。知り合って30数年、あっという間です。

この方はサンドブラストでも、我々とは違う分野の器物を制作しています。日本国内から世界にかけて、器物では第一人者です。そしてお仲間のステンドグラス制作者のOYさんは、HRさんのステンドグラスの師匠。どちらの方も器、ステンド教えていただいたときは1年間くらい通いましたが、授業料は受けとってくれませんでした。

お二人ともに職人気質、根っからのクラフトマンなので、気に入った人には損得なし、というか損してもかわいがってくれます。感謝です。

先輩のSIさんの仕事の一部。北海道の小樽で、大きな専用のコーナーがあります。行かれたら、ぜひ。

下の写真は現在は制作していませんが、10数年前まで教えていただいた技法の当工房の器サンドブラスト。

1色の器ですと既存品が容易に入手できますが、こちらは2色、オリジナルで作ってもらいました。たくさんガラスの美術館のショップで売れましたが、器のサンドブラストを制作する人がとても多くなったので,建築ステンドグラスのほうへ比重を多くして器の制作は終わりました。

たくさんの人が作り始めると、エネルギーが折れてしまう、へそ曲がり集団。それと競争は嫌いなので。

ただ現在、ネットでたくさん作っている方は彫りっぱなしですが、SIさんや我々は汚れ防止で艶出ししてるので、よりきれいです。

まだ2色3色の器の生地が倉庫に1000個以上眠っていますが、また何かのきっかけで作る日まで、冬眠です。永久凍土化になってしまう可能性もありますが。

今度作るときは植物柄はたくさんの人が作ってるんで、違うデザインで考えると思いますが、やる気の出るその日は来るのでしょうか・・・