店舗サンドブラストアートミラー(彩色エッチングアートミラー)

本日で平成がおしまい、と一日中、盛んにラジオで言っています。

平成元年にはアートガラスの仕事は横浜の桜木町の今の工房の8分の1ほどのスペースで、深夜まで制作していました。まだ今の工房はありません。バブルとともにこの工房はなくなったので、このあと4年後くらいに自分の工房を作ります。

時代はバブル、よく工房の作業台で寝ましたっけ。自分らも周りのアート関係者も皆若いのと、そんな時代でもありました。昨今言われているコンプライアンスなんてものは世の中に無い。ブラック企業なんてありません、皆、ブラックでしたから。

でもアートガラスの黎明期でもあり、いろいろな経験が出来たことは幸せなことです。この時代の多くの仕事仲間、今もアートガラス業界で活躍しています。

もう30年前に制作した、彩色エッチングアートミラー、写真ありました。フィルムカメラの時代、水色のズボンはわしです。狭い工房なのでとにかく写真を撮ることが目的で、映りこむ背景など気にしていません。

ミラーも裏からサンドブラストで彫刻して各色彩色していきますが、色が固まるのが12時間は必要なので、限られた納期までに効率よく彩色の配置を計画したことを覚えています。

色鉛筆1本の巾は15センチほどだったと記憶しています。けっこう大きな色鉛筆です。

きれいにグラデーションが出ていて、がんばっているな、あの頃のわし。

そんなこんなで平成時代、終わりますね。