建築・住宅アートミラー(和風エッチングミラー)

ミラーに店名や飾り枠をデザイン彫刻して、店舗や住宅でミラーとしての実用プラス演出、というアートミラーのリクエストはこの仕事をしていると、様々なデザインご希望でいただきます。

ミラーとしての実用性を考えるのでデザインレイアウトなどが透明ガラスとはちょっと違います。それでもミラー面を60%くらい取っておけばかなり映ります。玄関の姿見、スタイリングミラーも巾が40cmもあれば全身は映りますが、豪華さを演出するのでだいたい60cm巾くらいからが多いです。

多くのアートミラーは洋風のデザインが多いですが、こちらは和風柄。日本人のDNAでやはり和風柄はいいものです。

金粉、銀粉を使っています。金色銀色も細かくは数種類あり、物によっては彩色すると金色が黄土色に、銀色が灰色に見えてしまう種類もあるので発色が一番適した種類を探し、自分らの定番色にします。

こちらは洋風、ミュシャのエッチングアートミラー。このくらいデザイン面積が多くても、ミラーの実用性はけっこうあるものです。またミラーに映って奥行き感があるので、部屋が広く感じる効果もあります。

ミラーをそのまま取り付ける場合は専用の接着剤でなければ、時間経過で接着剤の部分が化学反応起こして、シミが浮き出てくるのでご注意。

容易なのはミュシャミラーのように額縁に入れてある仕様ですが、壁に取り付ける専用金具を2個使うときれいに飾れます。これが一個ですとやじろべえのようになり気がつくと左右に傾いてたりするので、専用金具は2個使いがベスト。

あとは裏の紐を長~くして吊るしているときに紐が逆Vの字状で見えるのはあまりカッコ良くはないので、紐はきつめに縛るといいです。

うまく縛れるコツは結んだ部分を押さえてもらって本縛りするとうまくいきます。慣れれば、結んだ部分をくるっと回して本縛りすればひとりでもOK。