会社の記念で、というガラスサイン、指定は会社のロゴとイルカ、そしてマウイ島の地図。大きさは30センチ角くらいです。ですのでイルカは25センチくらい、これ以上イルカが小さくなると、だんだんとシルエット的になっていってしまいます。
マウイ島の地図はシルエットだけ。
イルカやカメ、鯨、象、魚など子供が描いても容易にわかるものは、基本表現を気をつけなければマンガチックになってしまいますので、その場合は質感と陰影。
アートガラスでは文字の注文はさけられません。最近はパソコンで作れるようですが手で書いたほうが早くて楽、と思ってしまう私はもう、弥生人くらいかな?
ここ最近でコンピューター関係が世の中にものすごい勢いで浸透してきていますが、残念ながら興味や必要な分野しかわかろうとしない性格のために、専門用語すらあまり理解できません。でも、わからないことは聞けばいいんです。
しかし、あと10~20年もしたら本当に縄文人超えて、原始人的になっちゃうのだろうな。まあ必要であればやるだろうから、いいかな。
シルエットでわかりやすいものは、このようにガラスの積層でも表現しやすいであります。
以前に積層ガラスで他社さんが制作したミロのビーナスというものを見ましたが、正直よくビーナスがわかりませんでした。原因はガラスの厚さにあり、12ミリガラスを使っていましたが、もっと薄い5ミリや6ミリガラスを使えばより細かく表現できるのに、と感じました。
ドットと同じで、細かいほど解析度は上がります。ちなみに下の積層ガラスのイルカシルエットは、ガラス厚8ミリです。
昨年も「どうすればエッチングガラスやアートガラスでレベルアップできますか?」と相談がよくありました。なかには「どうすれば仕事がとれますか?」なんて質問も。それがわかれば苦労しませんバイ。
どんな場合も共通ですが、様々な経験をしていかなければ引き出しは増えていかない、ということでしょう。そうすれば分野が違っても、話が合う人たちが増えていきます。通る道は同じということでしょう。
宮本村のたけぞう、が鍛錬して、宮本武蔵になったという、歴史の文底を見ればわかります。
森村の暴れ者の石松が、良いリーダーの下で、森の石松になったことも勉強になりますバイ。