彩色エッチングガラス牡丹(建築・ホテルエッチングアートガラス)

ペースがまだまだお正月なので、新春に似合うエッチングガラスを。

以前に和風旅館に設置しました、新春の牡丹イメージの彩色エッチングガラスです。

彩色エッチングガラスは、彫刻までは通常の技法と同じです。彫刻した後に陰影加工をするか、色加工をするかの違いだけですが、色加工は非常に時間とエネルギーを使います。

単色でしたらまだ良いですが、多色仕様の場合は色の種類分、時間が必要。この葉っぱだけでも5色使っています。全体で10色から12色ほどですが、陰影加工は影を付けるだけの、簡単に言えば影の1色。12倍、エネルギーが必要なわけです。

エッチングガラスに彩色する場合は、基本裏面を彫刻しての彩色なので、紙の絵を塗る場合とは逆に色を着けていきます。慣れるまでは頭が混乱する場面がありますが、慣れれば大丈夫。

また色は濃い部分から彩色して、一番最後は薄い色、この牡丹の場合は花の白です。

理由は彩色してもガラスなので透過性があり、薄い色に濃い色が被ってしまうと、もう色自体を剥かないと取れません。でも部分的にきれいに色を剥くことは困難なので、全て剥いて振り出しに戻る。

万が一、濃い色に薄い色が多少被っても、透過性があるので悪影響が出ません。

機会がありましたら、デザインはシンプルで彩色は複雑、という彩色エッチングガラスをお話します。

ステンドグラスとはまた違った色のガラス、彩色エッチングガラスは制作はエネルギー使いますが、魅力的です。