曲線ラインエッチングガラス(建築・店舗アートガラス)

ハンドカットで揺らぎ感を出した曲線エッチングガラス、設置完了。

ガラスはグリーン色の濃いグリーンラルというガラス材を使っています。以前はブルー色のガラスもありましたが、現在は廃盤になってしまいました。ですのでブルーガラスが欲しい場合は、2枚のガラスの間にブルーフィルムを挟んで特注するしかありません。グリーンガラスは1枚もののガラスです。

メーカーは使用頻度が高くない商品は廃盤にしてしまいますが、我々アートガラス関係者はとても残念です。オパールというガラス材もありましたが、通常は薄いオパールブルーで光が入るとイエローになる、とても良いガラス材も今は廃盤です。

表裏からエッチング彫刻をして、表面に四角の金粉加工をしています。金粉の色も数種類ありますが、我々が使用している金粉は、ディズニーランドで使っている金粉。

いろいろな金粉を使いましたが、ディズニーの仕事をしたときに指定された金粉が一番発色が素晴らしいので、もう20年くらいこの金粉中心です。

金粉も物によっては黄土色になってしまい元気がなくなってしまうので、やはりこの発色の良い元気が出る金粉です。

客席側からの写真。外の光が差し込んでいるので、また違ったガラスの色身です。金粉も反対面なので発色が違います。

 

またこのような柄の場合、ベースがくもり部分にもボカシ加工をすることでアート感が増します。

9枚のエッチングアートガラスが設置されて、高級感のある空間になりました。これからテーブルや椅子が設置されます。