光柱のアートガラス(建築・店舗アートガラス)

長さ2mほどの光柱アートガラス、設置完了。

ガラスの中に金色の金属を挟んだガラスを斜めに入れています。箱状のガラスなので中に埃があると下のLEDで目立つので設置後もクリーニングできるように考えます。今回は手前のガラスが取れるようにしました。

エッチングガラス(彫刻ガラス)やステンドグラスは感覚で制作時間が読めるのですが、ガラス造形はなかなか試作時間が読めません。寸法で注文したメーカーからのガラスを組み合わせればよい、と思うでしょうが、JIS規格でも誤差1ミリは許容なので、メーカーからきたままでは、なかなか合わないのです。ここが悩みのひとつ。

今回の中の金属ガラスは設計指定品でしたが、金箔加工をしたガラスを使ってもまた違った輝きが出て、豪華になります。

ノンストップで設置していたので次の仕事の納期が迫っていて、今週が円のラインを皆でカットしまくり中。

コンピューターマシンでカットする会社もありますがどうしても味気なくなってしまい、そもそも我々はそんな設備は持っていませんもの。仕事のすべてがデザイン、仕様大きさが違いますので。

設計イメージは大きな櫛で円を引っ掻いたイメージ、とのことなので、微妙な揺らぎ感が出るようにハンドカットします。

このシリーズが11枚、残り時間ちょっとタイトです。

左写真のR定規なんてもう数十年使っています。白く固まっているのはラインをカットし剥いたマスキングテープ。

長いラインをカットしてマスキングテープを剥くときは、ちょっと快感。