蓮のエッチングガラス(フューネラルアートガラス)

フューネラル、葬儀関係のエッチングガラスです。葬儀場の表から中が見えすぎないようにと、高さ150センチほどまで蓮の池のイメージで、彫刻しました。

池面部分をすべてケシにしてしまうと、思った以上に圧迫感があるので、100%ケシと50%のケシで分けています。50%のケシでも中は見えません。

けっこう大きな面積の蓮池ですが、隣のガラスに一匹カエルがどこかにいます。カエルを見つけた人はみな笑顔です。

最近はフューネラルも明るい方向へとなってきています。素敵なことです。墓石も石とガラスで素敵なものが目立ってきました。

ただ、アートガラスを外部に使う場合は、紫外線、気温、湿度、風圧など、室内とはまるで違う条件なので、注意が必要です。ガラスの安全は、飛散防止フィルム、強化ガラス、合わせガラスで対応できますが、デザイン性と安全対策をペアで考えます。

思い出したけれども、「聖者の行進」は亡くなった方を送るには、明るい曲だな、って思っていたら、奴隷のときはつらいことだけだったので、送るときはせめて明るく送ろう、と知りました。

人は、生まれてきたとき自分は泣いて、まわりは笑って、旅立つときは、自分は笑って、まわりは泣いてくれるようになりたい、って誰か言ってましたっけ。