南の海 エッチングガラス (住宅エッチングアートガラス)

ウミガメが彫れましたら、イルカ、タツノオトシゴ、鯨の尻尾です。

何度か書きましたが、イルカ君は肌の質感がのっぺりしているので、彫りっぱなしでは影絵のようになります。このような場合は陰影を出せば解決。

こちらも愛着が出るように、つぶらな瞳です。

 

タツノオトシゴははじめて彫りました。いろいろな種類がいますが、このような場合は誰が見てもタツノオトシゴっぽい種類を提案します。

観察すると、こやつ、けっこうシュールな眼をしとります。この辺の湘南の海では、一度もタッつぁん、見たことがありません。仲のよい取引先のAD氏は出身が瀬戸内海の島なので、浮かんでいる海草を引き上げると、生タツくっついてるよ、とのこと。見てみたいねぇ~、生タツ。

後は飾りと鯨の尻尾。

鯨の尻尾、ざとうくじらの実物を見ますと感動です。指紋のように尻尾の模様が違うので、研究者はこの模様で見分けているそうです。

実際は尻尾、横幅5mとかあり、生まれたての赤ちゃんくじらでも4mと言っとりました。

珊瑚もリクエスト。

「あの珊瑚は何歳でしょうか?」・・・「15歳。さんごじゅうご」 これアメリカ人に言われたからうけた。

注文された方のリクエスト、うまくレイアウトできたと思います。個人住宅へ設置されます。

我々は作家ではなくクラフトマン、職人ですので自分の決まった作風はなく、注文された方々の希望をよりよい形に作っていくのがお仕事。

ですので、南国のエッチングガラスのあとは、ヨーロッパのアンティークエッチングガラスの復元や満開の桜に鳥が乱舞している和風のガラスデザインなど、世界各国、興味を持ってアンテナを張っていなければいけません。

学んでいれば、知らないことにはしっかりと「知りませんので教えてください」と言えます。この間のヨットとクルーザーの世界などは、別世界ですが、丁寧にご夫妻には教えていただきました。