海がめのエッチングアートガラス(住宅エッチングガラス)

ハワイアン家具を製作しているHL社さんから個人住宅のエッチングガラスのご依頼。4回ほどデザインのやり取りをして、海がめ、イルカ、タツノオトシゴ、鯨の尾などのご希望です。

亀さん、実際はもっと斜めの眼をしていますが、そのままですとちょっと怖くなるので、いいところのイメージで眼を表現します。リアルで怖いよりもやはりかわいいほうが愛着が出るので、デフォルメも重要。

こちらの写真は制作中の状態。エッチングガラスの基本は裏面から彫っていき、マスキングテープを最後まで貼ったままの部分があります。完成して、最後にマスキングテープを剥きます。

亀さんで大切な部分は肌の質感と甲羅の陰影。今回は工芸的でなくスタンダートな彫刻なので、このくらい質感を出せばきっと喜んでいただけると思います。

マスキングテープを剥いて、表面から見たエッチングガラス。今回ベースはシルキーなフロスト(ケシ)にしました。

この後、イルカ、タツノオトシゴなどを彫っていきます。南国のデザインモチーフは特に住宅では人気です。

「白いサンゴ礁」 イメージは素敵ですが、白いサンゴは白骨化して死んじゃってるんで、やばい状態。先日もグレートバリアリーフの番組を見ましたが、けっこう深刻。大雨や酷暑など温暖化の悪影響、大きくなってきているようです。

亀さんもたまごは砂の温度が29度を境にオス、メスに分かれるんで、今は砂の温度が高くなるのが早いのでどっちかに偏ってしまう危険が大きい、と言っとりました。オスだけ、メスだけだと・・・ヤバイです。