曲線 エッチングガラス (エッチング アートガラス)

前回 ハンドカットで曲線をカットする話を書きましたが、自分を芯にする、という部分の質問がありましたので、ご説明を。

現在進行の曲線ラインですが、右利きであればカッターを持った右手を0時方向から6時方向へ自分がコンパスの芯になって回ればぶれにくい曲線が拭きやすくなります。反対の山は対面に移動して同じようにカット。慣れればどちらの方向の曲線でも思ったようにカットできるようになります。

上左写真は太い曲線が5~14ミリ巾、細い曲線が3ミリ巾です。5~14ミリ巾のように変化しているほうがカットはしやすいです。細い3ミリの同じ巾のラインはカット難易度は高いです。

上右写真は彫刻加工途中の状態。この後エッチングガラス総数18枚にスワロフスキー10000個ほど接着していきます。

 

苦労しながら曲線ハンドカットを会得しますと、このような渦巻きも自分の思ったラインをカットできるようになります。

この渦巻き一個が30~40センチくらいとでかいです。そして渦巻きは彫刻も渦を巻くように外側から徐々に彫っていきます。

この渦巻きエッチングアートガラスは、彫刻深さが8ミリほどありましたので、けっこう時間がかかりました。慣れないとどこから彫りをスタートしようか、迷います。しかも見るメインはツルツルの表面なので、彫るのは裏からです。

これも慣れれば、悩まなくすぐ彫り出せるようになりますので、場数踏んでみてください。