飾り枠のエッチングガラス(建築用エッチングガラス)

従来の型板ガラスという既製品から飾り枠のエッチングガラスへと交換しました。

お話を頂いたときにはもうすでに完成して、仮に型板ガラスを設置してあり、エッチングガラスが完成するのをお待ちしていただけました。

左が従来の型板ガラス、右がこの扉に合わせたオリジナルのエッチングガラス。設置時に比べられる写真を撮れました。今回はオリジナルのガラスを7枚、すべての型板ガラスをオリジナルのエッチングガラスに変えましたが、とても品のある良い空間になりました。

今回はベースをくもりにして飾り枠を彫りましたが、このように3ミリの透明部分を作りますと、圧迫感が和らぎ、彫った飾り部分も浮き出てきます。時間が必要な加工方法ですが、納期まで時間が取れるときにはご提案します。

今回は飾り柄部分とベースのケシ部分では、彫刻するサンドの細かさを変えています。飾り部分とベースではベースのほうが4倍、細かいサンド。

細かいサンドですとシルキーなやさしいケシの質感になるので、我々は好んで使います。それになかなかこの質感のケシガラスは少ないので、注文された方々には喜んでいただけますから。

施主の方、コーディーネーター、建築担当の方にも喜んでいただけて、手間をかけた苦労がありました。

ありがとうございました。