羽のガラスオブジェ(ガラスオブジェ)

今、進行中の積層ガラスというガラス板を接着して重ねるアートガラスがありますが、多くの工房さんもやられています。そこでガラス彫刻をやっている我々は他にない技法で、ガラスを彫り出して接着するガラスオブジェを。

ラリックなどの溶かしたガラスを使ってのガラスオブジェは、型などの場合は印刷と同じでひとつの型から多く作ればコストが安くなるので、一点物は非常に高価、型を使わない溶かしたガラスも技術的に非常に大変なので高価です。

先日、旅番組でフランスナンシーをやっていてバカラの80cmくらいの大きなグラス、400万円と言っていました。金赤を使っており、大きさも見たことがないので適正価格と思いますが、現実的に庭から石油出ないと無理です。

この板ガラスを彫り出して各パーツを接着するオブジェは価格を抑えることが出来ます。バカラの20数分の1に。

 

接着前の彫出した各ガラス、重ねて確認中。完成すると50cmくらい。軽井沢へ嫁ぎました。

これから接着です。

 

この技法だともっといろいろなオブジェが考えられ、プラス以前の仕事の氷彫刻の技法をプラスすると、動物などのモチーフはおもしろいと思います。

そういえば、以前鳥のガラスオブジェ作ったね、あれはどの方の注文でどこへ嫁いだか、思い出せない。今度写真をご紹介します。

マッツ ジョナサン というガラス作家、なかなか良いですよ。

いつか作りたいと思いながら、今日も日が暮れました。