幾何学のエッチングガラス(建築店舗住宅エッチングガラス)

進行中の仕事のひとつで現在、幾何学模様のサンドブラスト技法で制作中ですので、以前制作した幾何学エッチングガラスのご説明を。

このガラスは高さは1mほどでしたがワイド3mと横に大きなガラスでした。厚さは15ミリ、重さは112キロ。

設計から東京の港区でのレストランで、都会的な幾何学、という依頼でしたので、オフィスビルの街に人が歩いている上空からのイメージで、提案。丸いのは人のイメージです。

この丸も25ミリの円を半球近く、立体に彫刻しています。半球にすることで光が入り、浮き出てくるようになります。ラインは道、面でけした部分が建物、このけしも3種類のトーンで変化を出しました。

幾何学模様のリクエストは好みがあるので、シンプルながら非常に難しいデザインです。シンプルであっても見た人がカッコよく感じてもらいたいわけです。

打ち合わせから制作までは、テーマなどがわかる人たちで進めていきますが、納品設置後はアートガラス自体しか存在しないので、そのものずばりが判断材料となってしまいます。

幾何学でもカット磨きのガラスピースを鉛線なしで制作することもあります。

誤差が許される許容が非常に少ないので、制作はこれまた難しい。

でも完成したアートガラスは品があり素敵なんで、ご要望があればまた苦しみながら作ります。