製薬会社のガラスサイン

 
ガラスサイン、こちらは製薬会社の工場入り口正面のガラスサインです。
当社ではなく、35年ほど前に作ったものをまったく同じく新しく作り変える、というお仕事。
35年前は、毎日朝から夜遅くまで、1mから5mのでっかい氷彫刻を作りまくってました。
その頃は、ガラスの世界に進むなんて、思ってもいませんでした。
 
ガラスサイン、小さなものではガラスの表札が多く見るようになりました。
また都会の街中でも、多くのガラスサインを見ることができます。ガラスはおしゃれな素材。
 
強化ガラスにしたり、合わせたり、飛散防止フィルムを貼ったりと想像以上に安全度は高いです。でなければ、街中、家中、ガラス窓がこんなにはありませんもの。
同じ厚さだと、圧縮に対しての強さはコンクリートの5倍と言われています。
 
地面から自立で立っていますが、現在は発泡剤や石膏剤など専用の立たせるために使う固定剤がありますが、35年前には専用剤が無かったようで、厚いゴムを前後にパッキン状にきつく挟んでいました。
ですので、35年前のガラスを抜くことが予想以上にたいへんでした。というか、めちゃたいへんだった。
開けてみないとわからないもんで、取り付け70%は取り外し作業。
 
しかし、先人の仕事に触れると、工夫などが肌で感じられるので、お宝になります。無いものは作って工夫する。
今回は前のガラスと違って、15ミリの強化ガラスにしました。より安全になります。ワイドは2m、高さは1m、土の中に約15センチ潜っています。
 
製薬工場はテレビで見ますと、自然の山の中のきれいな場所が映りますが、こちらも那須の麓で、とても気持ちが良い場所でした。
やはり空気や水がきれいな場所、が適しているのかな?
 
このガラスサインの後ろは大きな池ですが、深さは浅く30センチほど。
水を抜いてきれいな水を入れたら、大きな魚がすべてトンビに食べられてしまった・・・そうです。