蝶のエッチングガラス パート2

注文された方のご主人は母君の名前が「蝶子」なので蝶を希望され、奥様は華やかなイメージを希望し、お二人の方向性がなかなか合わない打ち合わせでした。 よくあることです。

ガラスの高さが2100ミリあり2枚ですので、でかい蝶ですとマンションの入り口にはちょっと合いません。

そしてあまり華やかですと住人の方がひきそうなので、ライン一本で一筆書きのように蝶を表現して、クリアのスワロフスキーを接着しました。  書くのは簡単ですが、このデザインが出てくるまで10枚はいろんな蝶、描きました。

これであれば華やかな蝶もラインなのですっきりと見えると思い、提出したところイッパツOK!  

イッパツOKですとやはり気持ちがいいもんです。 気持ちがいいと制作もスムースにいきます。ス ムースにいけば良い物ができる、取り付け後、施主、設計、工事責任者の方に好評でした。

施主の方は注文してよかった、と言ってくれ、苦労が歓喜に変わる瞬間です。

「苦をば苦と悟り、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合わせて・・・」です。

おもしろいもんでヨーロッパは蝶でなく、蛾が好まれます。

ガレのモチーフは蛾。 人によっては、超、気持ち悪がります。

まあ、大人になるとたいてい虫が気持ち悪くなりますが、子供の頃は絵本やテレビで虫を擬人化して、仲良しの仲間扱いにしているので子供は虫好きなわけ。  

みなしごハッチなんて現実は刺します。 でもある日突然、手に持った虫をジーと見て感じるんです。  「こいつは仲間なんかじゃない」って。